今年の6月くらいから集め始めたアナログレコード。どハマりしてたくさん集めました。これから音楽はサブスクで聴いてフィジカルはアナログしか買わないと思います。
以下、今年買ったリストと一言メモ
The Avalanches - Since I Left You
アヴァランチーズのファースト。大量のサンプリングを駆使した(900曲以上サンプリングしたとも)名作。ゲートフォールドジャケットで中ジャケの絵が素晴らしい。
The Avalanches - Wildflower
アヴァランチーズのセカンド。前作より16年ぶりの作品。あまりのサンプリング数の多さに完成していたものの許可取りに時間がかかり16年もかかったとか。
Aphex Twin - Collapse ep
今年でた我らがエイフェックスツインのep。ドリルンベースのエイフェックス節爆発の作品。MVも素晴らしかった。欲を言うとアンビエントものの新作も出して欲しい。
Aphex Twin - Cheetah ep
もっとも難解な機材と言われるCheetah ms800を使って制作されたと言われている。
Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92
テクノモーツァルトがモーツァルトと呼ばれる所以はこれと次作のambient works2によるものである。当時のテクノファンが時代の名盤として「白色、黄色、茶色」の3作といううちの白色がこの作品である。5曲目「i」はあまりの美しさに涙が出る。
the Beatles - S.T.(white album)
今年記念エディション盤が出たがそちらではなく古い方。ビートルズ史上最もロックなアルバムとも言われている。いちばん好きなアルバム。来年度はビートルズ作品全部揃えたい。
今年最も聴いたアルバムの一つ。Mellow Waves tour 2018も行った。一つの映像作品を見せられているようなライブで、音楽の聴き方の新しいあり方を感じた。
Cornelius - Sensuous
ドラム、ベース、SE、ギター、シンセ、ボーカルのそれぞれが独立して音楽を作っているかのような作品。前作pointの陰に隠れがちだがライブではpointとmellow wavesの楽曲をつなぎ取りまとめるはたらきもある。
大名盤ファンタズマ。砂原良徳リマスタリング盤。言うことなし。大名盤。
Daft punk - Human After All
ダフトパンクのサード。前作の大ヒットを受け、さらなるポップスが期待されている中あえて暗く実験的なサウンドに寄せた作品。世間からは駄作と呼ばれているがいちばん好き。
Fishmans - 宇宙、日本、世田谷
世田谷三部作のうちの一つで実質的なラストアルバム。フィッシュマンズはいつでもいつまでもだめなぼくらの味方だ。4曲目、in the flightの歌詞を載せておく。
ドアの外で思ったんだ 「あと10年経ったら 何でも出来そうな気がする」って
でもやっぱりそんなのウソさ やっぱり何も出来ないよ 僕はいつまでも何も出来ないだろう
空に寄りかかって 二人の全てを頼って どこまでも飛んでいく
いつでも 僕らをよろしく頼むよ
Grover Washington Jr - winelight
大名曲just the two of usの入った作品。それこそjust the two of us進行とまで言われる激エモコード進行と色っぽいトランペットがたまらない。
Hi How are you? - ?LDK
ハイハワのファースト。なんでもない時になんでもなく聴きたくなる作品。
the libertines - Up The Bracket
リバティーンズのファースト。結局UKパンクロックがいちばんかっこいいと思う。
My Bloody Valentine - Loveless
大名盤、シューゲイザーの金字塔。
When you sleepでボーカルが入った瞬間、ぼくたちはこれを信じて大丈夫なんだなって思わない?
— こいけ (@51__ke) 2018年11月18日
METAFIVE - META
最強テクノおじさんたちの叡智。ベテランが集まってこういうことすると若手はかなわないよなーと思う。傍おじいさんが死ぬ前にもう一枚はアルバム作って欲しい。
OGRE YOU ASSHOLE - 100年後
三部作の2番目。ダークで「終わり」の感じが最もする作品。オウガは後期ゆら帝とよく比べられるけれど、アルバム単体では「空洞です」にはかなわないけれど三部作全て集めたら超えていると思う。
TEI TOWA - lucky
777枚限定生産(高かった)。ファーストレコード。RADIOの素晴らしさは言わずもがな。
Sweet Robot Against The Machine - TEI TOWA
SRATM名義のファースト。寄せ集め感のあるごちゃっとした作品だがそれが気持ちいい。大名曲free収録の作品。
The Velvet Underground - S.T.
ヴェルベッツのサードでジョンケイル脱退後の作品。「Candy says」に始まり「After Hours」で終わる叙情的なアルバム。美しさの中にロックの元祖としての勢いも持ち合わせている。
The XX - I see you
瑞々しさはそのままに、アップテンポの曲はよりダンサブルに、暗い曲はよりダークに湿っぽく進化した。いいところは残しつつ、良さをアップデートしていくxxの(現状)最高傑作である。
YMO - BGM
クラシック。大名盤。言うことなし。
インターネットみてるとBGMとテクノデリック派が圧倒的に多いんだけど今の時代にYMOの話してるやつらなんだからそりゃ当たり前だよな
— こいけ (@51__ke) 2018年10月17日
YMO - technodelic
クラシック。大名盤。jamの解説を読むと歌詞の考察は気をつけようってなる。
YMO - solid state survivor
義務として揃えたけれど個人的にはそこまで。behind the maskは好きだけど。
YMO - ∞multiplise
一部ではjingle YMOがYMOのベストトラック説ある。わからなくもない。
大瀧詠一 - a long vacation
大名盤ロンバケ。まずジャケが最高(永井博氏にはずれなし)。ポップスの最高傑作。タイトル通り聴くと気分は南国のビーチでのロンバケに変わる。
カネコアヤノ - 祝祭
今年最も良かったアルバムの一つ。ライブの時に購入してサインもいただいた。もうみんながいたるところで書いているけれどカネコアヤノはシンガーとバックバンドじゃなくて一つのロックバンドなんだよな。ex踊ってばかりの国の林さんのギターが相変わらず最高。
スーパーカー - スリーアウトチェンジ
記念エディション盤。スーパーカーは初期シューゲイザー派と後期テクノポップ派に分かれるけれどぼくは前者。解散ライブの「LUCKY」はやっぱり来るものがある。
[LIVE] Supercar - Lucky Perfect Ver. (Last Live)
砂原良徳 - liminal
砂原節全開のシンセサウンド。決まったリズムも拍子もない実験的なサウンドが大多数を占める作品。音のマエストロと言われるだけあり、音色、音質が素晴らしい。
トクマルシューゴ - in focus
トクマルシューゴの大傑作in focus。おもちゃみたいな楽器とサウンドを駆使しポップスを組み立てる作風で唯一無二の作品を作り上げた。重なる音のレイヤーの立体感は聴けば聴くほど空間を作り上げる。
パソコン音楽クラブ - DREAM WALK
パ音。ジャケットのジョナサンのきらびやかな光が地方都市のちぐはぐさを象徴するように、どこまでいっても少しダサさの残る我々の暮らしを詰め込んだかのような作品。インスタのストーリーでみる渋谷のクールなクラブではかからない音楽。切なさ、やるせなさ。まちに生きる我々の享楽と荒廃を詰め込んだ、現代のいまこの時代だからこそ生まれ、いま聴かれるべきアルバム。これについてはまた後日書きたい。
追記
2018年の新譜でベスト10(順不同)プレイリスト組みました。是非。
【トラックリスト】
1.踊ってばかりの国 Boy
2.Aphex Twin 1st 44
3.シャムキャッツ 逃亡前夜
4.Superorganism It’s all good
5.A Beacon School it’s late
6.パソコン音楽クラブ Inner Blue
7.Forma Three-Two
8.カネコアヤノ 祝日
9.Cornelius Passionfruit(drake cover)
10.Helios Dreams